【要注意?】PSEマークがないモバイルバッテリーは違法?エレコムの新製品で考える安全性の話
🎧 はじめに:「PSEがないバッテリー」は本当に危険?
最近、エレコムから「PSEマークがない」ちょっと不思議なモバイルバッテリーが登場しました。
✅ 製品名:DE-C55L-9000シリーズ
✅ バッテリー:ナトリウムイオン電池
✅ 特徴:安全性が高く、リチウムイオン電池の代替として期待される次世代電池
でも…この製品、PSEマークが付いていないんです。
「え?PSEマークって義務じゃないの?」
「違法じゃないの?なんで売ってるの?」
そんな疑問を持った方も多いはず。
この記事では、このPSEの謎と、バッテリーの安全基準について、耳スタ目線でわかりやすく解説します!
🔌 そもそもPSEマークって何?
PSEマーク(電気用品安全法に基づく表示)は、日本国内で電気製品を販売するための安全性マークです。
- 丸形PSEマーク:その他の電気用品(例:モバイルバッテリー)
- 菱形PSEマーク:特定電気用品(例:電源コード、アイロンなど)
モバイルバッテリーは通常、PSE対象商品です。
特に2019年からは、リチウムイオン電池を使ったモバイルバッテリーにPSEマークが義務化されています。
⚠️ では、なぜエレコム製はPSEマークがない?
理由はシンプル。
🔋 「リチウムイオン電池ではなく、ナトリウムイオン電池を採用しているから」
電気用品安全法におけるPSEマークの対象は、「リチウムイオン電池内蔵の製品」に限定されています。
つまり、今回のようなナトリウムイオン電池製品は制度の対象外。
したがって、PSEマークがなくても販売は違法ではないのです!
🧠 PSEなし=危険、ではない!
ここで注意してほしいのは、
❌「PSEマークがない → 危険」
✅「PSEマークがない → 法律上の対象外」
という違いです。
エレコムのような大手メーカーは、PSEに代わる**社内の安全試験・国際規格認証(例:UL、IEC)**を通して、安全性をしっかりチェックしています。
🔋 ナトリウムイオン電池ってどうなの?
ナトリウムイオン電池は、リチウムイオンの代替技術として近年注目されています。
項目 | 内容 |
---|---|
原材料 | リチウムよりも安価・豊富な「ナトリウム」 |
安全性 | 発火・膨張リスクが低い |
環境面 | レアメタル不使用でエコ |
デメリット | エネルギー密度がやや低い(※今後の技術革新に期待) |
✅ 結論:PSEがないからといって「怪しい」とは限らない!
今後、ナトリウムイオンや全固体電池など、PSEの対象外となる新技術バッテリーはますます増えていくでしょう。
重要なのは、
- 誰が作っているのか?
- どんな安全試験を経ているのか?
- 製品としての信頼性があるか?
PSEは「一つの基準」でしかありません。
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✍️ まとめ
PSEがないモバイルバッテリーでも、安全性が高く、合法的に販売されるケースがある。
特に今回のエレコム製品のように、新技術の登場でルールの枠外にあるものは、むしろ注目すべき存在。
安全性を正しく理解し、「音を楽しむ」環境をもっと自由にしていきましょう!
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