【徹底比較】HACRAY vs SHOKZ|骨伝導イヤホンどれがいい?価格・音質・用途で比較検討!
骨伝導イヤホンといえばSHOKZ。でもなぜHACRAYが注目されているの?
SHOKZのブランド力とその定番モデル
骨伝導イヤホンと聞いて、真っ先に思い浮かぶのが「SHOKZ(ショックス)」という方は多いはずです。
かつては「AfterShokz」という名称で展開されていたこのブランドは、骨伝導イヤホンのパイオニア的存在として世界中で高い評価を得ています。
特に日本国内でも、テレビや雑誌で取り上げられることが多く、スポーツジムやマラソン大会などで利用しているユーザーを見かけることも増えてきました。
代表的なモデルには以下のようなものがあります:
- OpenRun(旧Aeropex):軽量・高音質・IP67防水のスポーツ向け定番モデル
- OpenRun Pro:低音強化・10時間再生のハイエンドモデル
- OpenSwim:MP3内蔵・IP68防水で、水泳用にも対応する特化モデル
どのモデルも「音質」「快適な装着感」「信頼性」を兼ね備えたハイレベルな仕上がりで、価格帯は15,000円〜25,000円前後。
その分、購入のハードルも高く、「そこまでの性能は必要ないけど、骨伝導イヤホンは気になる…」という層には少しオーバースペックと感じられることも。
HACRAYってどんなブランド?水泳でも使えるコスパモデル
そんな中で、近年注目されているのが「HACRAY(ハクレイ)」というブランドです。
中国発の音響ガジェットメーカーで、骨伝導+完全防水+MP3内蔵という多機能モデルを1万円前後で展開しており、コストパフォーマンスの高さから人気がじわじわと広がっています。
代表モデルは以下の2つ:
- SeaHorse/SeaHorse 2:IP68の完全防水、MP3プレーヤー搭載。水泳中にも使用可能。
- Orca:骨伝導+空気伝導のハイブリッド設計で、音質にこだわる人向け。IPX5の防滴仕様。
特に「SeaHorse」は、SHOKZのOpenSwimと同じく水泳対応モデルでありながら、価格は半額以下。
「とにかく水中で音楽が聴ければいい」「Bluetoothは不要でMP3再生だけで十分」と考えるユーザーにとって、SHOKZよりも手が届きやすい現実的な選択肢となっています。
また、装着感やUIも日本語対応がしっかりしており、レビューでも「軽くて快適」「水中でもそこそこ聴こえる」といった声が目立ちます。
SHOKZとHACRAYをスペックで比較してみた【一覧表あり】
骨伝導イヤホンといっても、ブランドやモデルごとに性能や用途は大きく異なります。
ここでは、SHOKZとHACRAYの主力モデルを比較しながら、「どこが違って、どこが似ているのか?」を具体的に見ていきましょう。
主要モデルのスペック比較(OpenRun/OpenSwim vs SeaHorse/Orca)
まずは、両ブランドの代表モデルを表にまとめてみました。
比較項目 | SHOKZ OpenRun | SHOKZ OpenSwim | HACRAY SeaHorse | HACRAY Orca |
---|---|---|---|---|
タイプ | 骨伝導(Bluetooth) | 骨伝導(MP3内蔵) | 骨伝導(MP3内蔵+Bluetooth) | 骨+空気伝導ハイブリッド |
防水性能 | IP67 | IP68(水泳可) | IP68(水泳可) | IPX5(防滴) |
再生方式 | Bluetooth | MP3(4GB) | MP3(8〜32GB)+Bluetooth | Bluetoothのみ |
連続再生時間 | 約8時間 | 約8時間 | 約12時間 | 約8時間 |
価格帯 | 約17,000円〜 | 約20,000円〜 | 約9,000〜14,000円 | 約12,000〜13,500円 |
✅ SHOKZはシンプル・高性能な構成
✅ HACRAYは水泳用と普段使い両方に対応した多機能+低価格路線
防水性・MP3内蔵・連続再生時間などの違い
防水性能に注目すると、SeaHorseとOpenSwimはどちらもIP68の完全防水仕様。
これは水泳中の使用にも耐えられるレベルで、プールやシャワーなどでの利用にも安心です。
一方で、OpenRunやOrcaは水没には非対応で、防滴レベル(汗・雨)に留まります。
特に運動中に濡れる心配がある人、水泳での使用を前提にしている人は、IP68モデルを選ぶべきでしょう。
また、MP3内蔵という点では:
- SHOKZ:OpenSwimのみ4GBのMP3再生機能付き
- HACRAY:SeaHorseシリーズに8GBまたは32GB搭載
MP3再生の柔軟さ・容量ではHACRAYの方が上回っています。
連続再生時間もHACRAYのSeaHorseが約12時間とやや長く、1回の充電で使える安心感があります。
価格差はどこに?1万円以上の違いをどう見るか
SHOKZとHACRAYの最大の違いは「価格帯」です。
- SHOKZのOpenRun / OpenSwimは約17,000〜25,000円
- HACRAYのSeaHorse / Orcaは約9,000〜13,500円
つまり、ほぼ倍近い価格差があります。
SHOKZはブランドの信頼性や洗練された設計、長期使用に耐える品質が魅力。
一方、HACRAYは**“必要十分な機能”を半額以下で手に入れられる**コストパフォーマンスの良さが光ります。
「初めての骨伝導イヤホンだから、まずは試したい」「水泳専用で使うサブ機が欲しい」というユーザーにとっては、HACRAYは十分な選択肢と言えるでしょう。
使ってわかった実際の違い|音質・装着感・使い勝手の差は?
スペックや価格表ではわからないのが「実際に使ってどう感じるか?」という体験ベースの違いです。
ここでは、SHOKZとHACRAYの骨伝導イヤホンを使ってみてわかった音質・装着感・シーン別の使い勝手について、具体的に解説します。
音質はどっちが良い?重低音とバランスの違い
まず音質についてですが、全体的な完成度・聴き心地ではやはりSHOKZに軍配が上がります。
- SHOKZは高音〜中音がクリアで、骨伝導ながら音の広がりも感じられる
- OpenRun Proでは低音もかなり強化されていて、従来の骨伝導の弱点をカバー
- HACRAY(SeaHorse/Orca)は、音がややこもり気味で立体感が薄い
特にOrcaは空気伝導も併用するハイブリッド構造のため、耳の近くで鳴っているような“近距離感”のある音が特徴です。
ただし、繊細さや解像感という点では、SHOKZとの差は歴然です。
🎧 音質に強くこだわるならSHOKZ、
BGM感覚・水中使用など用途が限定されるならHACRAYでも十分、という評価になります。
装着感とフィット性は?HACRAYはズレやすい?
装着感に関しても、SHOKZの安定性と軽量設計は非常に優秀です。
- OpenRunは26gと超軽量で、ジョギングやジャンプをしてもズレにくい
- フレームの柔軟性があり、頭のサイズにしっかりフィット
一方、HACRAYのSeaHorseやOrcaは:
- 重量は30〜35g前後とやや重め
- フレーム剛性はあるが、装着に少しコツが必要
- 水中では密着度が重要になるため、ゴーグルバンドと併用する人も多い
特に水泳用途では、「水圧で外れる/ズレる」というレビューもあり、SHOKZ OpenSwimの装着安定性のほうが評価が高い傾向にあります。
水泳・ランニング・テレワークに向いているのは?
シーン別に見てみると、それぞれのモデルに強みと弱みがあることがわかります。
シーン | おすすめモデル | 理由 |
---|---|---|
水泳 | SeaHorse/OpenSwim | どちらもIP68対応。SHOKZはフィット感◎、HACRAYは価格◎ |
ランニング | SHOKZ OpenRun | 安定性・軽さ・音質バランスが最適 |
通勤・散歩 | HACRAY Orca | ハイブリッド構造で音が自然。歩行中に使いやすい |
テレワーク・会議 | どちらも○ | 音漏れが少なく、長時間使用でも耳が疲れにくい |
👟 日常使い〜運動メインならSHOKZ、
🏊 水泳特化 or ライトユーザー向けにはHACRAYがコスパ優秀です。
結局どっちを選ぶべき?こんな人にはSHOKZ、こんな人にはHACRAY
ここまで、スペック・音質・使用感などを比較してきましたが、最後に「どんな人にどちらのイヤホンが向いているのか?」をはっきり整理しておきましょう。
価格や機能だけでなく、目的・価値観・使うシーンで選ぶことが失敗しないコツです。
SHOKZがおすすめな人(音質重視・ブランド信頼・長期使用)
SHOKZは、多少高くても“確かな品質と安心感”を求める人にぴったりです。
✅ SHOKZを選ぶべき人の特徴:
- 骨伝導イヤホンでも音質や装着感を妥協したくない
- 日常的に長時間使う予定(通勤・ランニング・仕事など)
- 有名ブランド・レビューの信頼性を重視したい
- 「買って失敗したくない」という慎重派
- プレゼントやビジネス用に高級感のあるモデルを探している
SHOKZは価格こそ高めですが、バランスの良さ・音の自然さ・耐久性の安心感は他ブランドと一線を画します。
とにかく「失敗したくない」「迷ったら有名ブランド」という人には、間違いのない選択肢です。
HACRAYがおすすめな人(コスパ重視・水泳用途・ライトユーザー)
HACRAYは、必要な機能だけあればOKという割り切ったユーザーに向いています。
✅ HACRAYを選ぶべき人の特徴:
- はじめて骨伝導イヤホンを試してみたい
- 1万円前後で性能の良いモデルを探している
- 水泳中に使えるイヤホンを探している(MP3再生ができれば十分)
- 音質よりも実用性・価格重視
- サブ機や用途限定(例:水泳専用)で1台持ちたい
特に「SeaHorse」はSHOKZ OpenSwimの半額以下で“水泳可+MP3内蔵”を実現しており、かなり現実的な選択肢です。
目的別おすすめモデル早見表【価格帯・用途別】
目的・条件 | おすすめモデル | 理由 |
---|---|---|
骨伝導イヤホンをまず試したい | HACRAY Orca | 価格と音質バランス/日常使い向け |
水泳中に使いたい | HACRAY SeaHorse SHOKZ OpenSwim | どちらもMP3+IP68防水対応 |
高音質・軽さ・耐久性を重視 | SHOKZ OpenRun/OpenRun Pro | 長時間使用でも疲れにくく高音質 |
音質よりも価格重視 | HACRAY SeaHorse/Orca | 1万円以下で基本性能◎ |
✅ 判断に迷ったら:「使用頻度」と「期待する満足感」で決めよう
- 毎日使う/音質にこだわる → SHOKZ
- 週に数回使う/価格を抑えたい → HACRAY
どちらを選んでも「骨伝導で耳をふさがない快適さ」は得られます。
違いは**どこまで快適さ・品質に投資するか?**という点です。
まとめ|価格差だけじゃない、“選び方の基準”がわかれば迷わない
HACRAYとSHOKZの骨伝導イヤホンは、価格帯こそ大きく異なりますが、単純に「高い=良い」「安い=妥協」では語れません。
大切なのは、自分がどう使いたいか・何を重視するかという“選び方の基準”を明確にすることです。
✅ 安さだけで選ばない。けれど「高ければ安心」も違う
SHOKZは世界中で支持されるトップブランドとして、音質・装着感・信頼性のすべてが高水準。
その分価格も2万円前後と高めですが、「長く使うつもり」なら十分に元が取れる選択肢です。
一方でHACRAYは、「必要な機能がそろっていて、コストは抑えたい」というユーザーに最適。
水泳用・サブ機・骨伝導入門機として“賢い選択肢”になり得る存在です。
✅ スペックよりも「どこで・どんなふうに使うか」を考える
選び方に迷ったときは、次のように考えてみてください。
- ✔ 日常的に毎日使う? → 装着感・耐久性・音質を重視=SHOKZ
- ✔ 水泳専用?週末だけ使う? → 機能とコスパ重視=HACRAY
- ✔ 長時間の音楽鑑賞や会議? → 耳への負担が少ないモデルを選ぶ
- ✔ 音質に妥協できない? → 迷わずSHOKZ Pro系
スペック表の数字よりも、「あなたの使い方に合っているかどうか」が一番の判断ポイントです。
✅ あなたにとって“ちょうどいい”骨伝導イヤホンが見つかるはず
SHOKZとHACRAYは、方向性こそ違えど、どちらも実績あるブランドです。
この記事を通して、「何にいくら出せるか」「どこまで求めるか」が整理できたのなら、もう迷う必要はありません。
あなたのライフスタイルに合った“ちょうどいい”骨伝導イヤホンを見つけて、
耳をふさがない新しい音の体験を、ぜひ楽しんでみてください。
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