ANKER モバイルバッテリー 安心し信頼して使用するために!
2025年10月21日、Anker Japan(アンカー・ジャパン)は**モバイルバッテリーとスピーカー計52万台の自主回収(リコール)**を発表しました。
原因は、リチウムイオン電池セルの製造不良(異物混入)による発火・発煙のリスク。
同社の人気シリーズ「PowerCore」や「MagGo」など複数モデルが対象となり、経済産業省も安全管理体制の報告を求める事態となっています。
SNS上では「私のAnkerバッテリーは大丈夫?」「どの製品が危険なの?」といった声が急速に広がっています。
確かに、リチウム電池には強いエネルギーを蓄える性質があり、使い方や構造を誤ると発熱・膨張・発火につながるリスクがあります。
しかし同時に、リチウム電池はスマホからEVまであらゆる電子機器に欠かせない存在であり、正しい設計と安全管理があれば非常に信頼性の高い電池でもあります。
本記事では、
- 🔍 今回のリコールの原因と対象製品
- ⚙ リチウム電池が発火する仕組みと危険性
- ✅ 安全に使うためのチェックポイント
- 🌏 そして「Ankerは本当に信頼できるブランドなのか?」
これらを技術と安全の両面からわかりやすく解説します。
まずは、今回のリコールの概要から見ていきましょう。
Ankerが52万台をリコール|発火リスクの原因
2025年10月21日、Anker Japan(アンカー・ジャパン)は**モバイルバッテリーとスピーカー計52万台の自主回収(リコール)**を発表しました。
原因は、リチウムイオン電池セルの製造過程で異物が混入し、内部ショートや発熱・発火の恐れがあるためです。
対象となる主な製品は以下の通りです。
- Anker PowerCore 10000(型番A1263)
- Anker Power Bank(10000mAh, 22.5W / A1645)
- Anker MagGo Power Bank(10000mAh, 7.5W, スタンド付 / A1651)
- Anker Power Bank(20000mAh, 22.5W / A1652)
- Anker 334 MagGo Battery(PowerCore 10000 / A1641)
- Soundcore 3 / Motion X600 / PowerConf S500(A3117 / A3130 / A3305)
なお、白色モデルは対象外とされています。
経済産業省はAnkerに対して、製品管理体制の報告を求める行政指導を行いました。
リチウム電池はなぜ発火するのか?
リチウムイオン電池は、軽くて高エネルギー密度を持つため、スマホ・ノートPC・EVなど幅広く使われています。
しかし内部でショート(正極と負極が接触)すると、一気に発熱してガス膨張や発火につながるリスクがあります。
今回のように製造工程で異物が入り込むと、このショートが起きやすくなります。
それでもリチウム電池が使われ続けるのは、性能と効率のバランスが他の電池より優れているためです。
つまり「危険」ではなく、適切な設計・管理・使用で安全に使える電池ということです。
対象かどうかを確認する方法
Ankerは公式サイト上で、リコール対象製品を確認できる専用フォームを公開しています。
お手元の製品裏面にある**シリアル番号(SNコード)**を入力することで、対象かどうかをすぐに判別できます。
- 公式フォーム:専用フォーム
- 対象販売期間:2022年12月〜2025年10月
- 白色モデルは対象外
対象製品だった場合は、フォームから回収・交換または返金の手続きが可能です。
Ankerは信頼できる?ブランド対応を検証
Ankerは中国・深セン発のブランドですが、日本法人(Anker Japan)が独自に品質保証とカスタマー対応を行っているのが特徴です。
今回のように迅速な自主回収を発表した点からも、ブランドとして安全性を重視している姿勢がうかがえます。
過去にも同社は充電器・ケーブル類の不具合対応を速やかに行っており、リコール対応後のフォロー体制にも定評があります。
ブランドの信頼性や詳細な企業背景については、こちらの記事も参考にしてください。
👉 Ankerはどこの国の商品?中国製だけど信頼できる理由を解説
発火しない! モバイルバッテリー ナトリウムイオンバッテリーの紹介もしています。

まとめ|焦らず確認して安全に使おう
突然のリコール発表で不安に感じる方も多いと思いますが、まずは対象かどうかを公式フォームで確認することが第一です。
万が一、発熱や膨張などの異常を感じた場合は、使用を中止してください。
リチウム電池製品は、正しく扱えば安全に長く使えます。
焦らず落ち着いて対応し、Ankerの案内に沿って交換・返金を進めましょう。
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