ダイソーのソーラーモバイルバッテリーは使えない!→ちゃんと充電できるソーラーパネルを2つ試してみた。おすすめのパネルはどれ?
ダイソーのソーラー付きモバイルバッテリーを実際に試してみた



なぜ購入したのか?期待していたこと
「これは災害時の救世主になるかもしれない」——そんな期待を胸に、私はダイソーでソーラーパネル付きのモバイルバッテリーを手に取りました。
モバイルバッテリーといえば、スマホやイヤホンを外出先で手軽に充電できる心強い存在。でも、もし充電そのものができない環境に置かれたら?
そんなとき、太陽光で自己充電してくれるバッテリーがあれば安心。アウトドアや災害対策にもぴったりだろうと、私は自然と手を伸ばしていました。
値段はダイソーらしくお手頃。「これで本当にソーラー充電できたら、すごいかも…!」というワクワク感を抱きつつ、購入に踏み切りました。
実際に太陽の下に8時間置いてみた結果
ところが、説明書を読んで最初の「ぎゃふん」がやってきます。
※ ソーラー充電はあくまで補助的なものです。
※ ご使用前にはUSBなどでしっかり充電してください。
えっ、補助的? ソーラー付きと大きく書いてあったのに…と、少し拍子抜け。それでも、実際にどれくらい充電できるのかを試さないわけにはいきません。
晴れた日を選んで、太陽のもとに約8時間ほどバッテリーを放置。パネルの緑色LEDが点灯し、「充電中」であることは確認できました。
しかし、8時間後に確認してみると……なんと、LEDインジケーターはひとつも増えていない。
つまり、0%から25%のラインにも達していないということになります。
結論:ソーラーは“お飾り”だった!
正直、かなりがっかりしました。
見た目はソーラーバッテリー。でも実態は「ソーラー風バッテリー」……いわば“お飾り”。
さらに問題は、設計コンセプトにもありました。モバイルバッテリーは高温環境NG、一方でソーラーパネルは太陽光のもとに置かないと充電できない。
これ、物理的に相反してるじゃないですか!
「これはもう、ソーラーとバッテリーを分離して使うしかないな」と感じ、次のステップとして本格的なモバイルソーラーパネルを購入することにしました。スマホやイヤホンがしっかり充電できる実力派のソーラーパネルを、自分の手で試してみようと決意したのです。
ソーラーパネルで本当にスマホは充電できるのか?
「ソーラーパネルって、実際どれくらい使えるの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。
結論から言えば、正しく選べばスマホやイヤホン程度の充電は十分可能です。
ただし、製品選びにはいくつかの重要なポイントがあります。
6Pのモバイルソーラーパネル モバイルバッテリーとは独立分離されているソーラーパネルです。



このパネルは USB-C と USB-A noインターフェースを持っています。折りたたむとアイホンの2倍程度の大きさで、暑さも1Cm程度なので、どこでも持っていけますね。重さは実測で390g ですね。



写真でお判りになるように、ソーラーの面積はスマホ アイホンの12倍程度 この程度の面積があれば、日中の太陽光下で十分な充電が可能です。
一体型ではなく「分離型」の選択がポイント
ダイソーなどで見かける「一体型」のソーラーモバイルバッテリーは、コンパクトで便利そうに見えますが、実際にはパネル面積が小さく、発電効率が非常に低いのが現実です。
一方で、「分離型(ソーラーパネル+モバイルバッテリー)」であれば、大きなパネル面積を確保でき、太陽光を効率よく電力に変換できます。
分離型なら、日中にパネルでしっかり発電しておき、夜にその電力でスマホや他の機器を充電するという使い方が可能。
とくに災害時やアウトドアでの使用を考えているなら、迷わず分離型を選ぶのが正解です。

やっちゃいました! 私の車の中にアイホンを忘れてしまってサンバイザーをしてはいたのですが、4時間程度放置していたら、左のような画面が出てきて、アイホンに怒られました。 このときは持つのも大変なくらいに熱くなっていました。 ソーラーモバイルバッテリーはまさに太陽のもとで充電するので、このような状態にバッテリーを置くことになるので、バッテリーにとっていいわけがないのですね! したがいスマホもモバイルバッテリーも高温になるのは避ける! これが一番です。 長持ちさせたければ! 事故を防ぎたければ、十分に温度には気を付けましょう!
災害・アウトドア用途で重視すべき3つの条件
分離型のソーラーパネルを選ぶ際に、最低限チェックしたいのが以下の3つのポイントです。
● 出力ワット数
スマホを充電するには、少なくとも10W以上の出力が必要です。
複数台同時に充電したい場合は、20W〜40W程度を目安に選ぶと安心です。
● パネル枚数と展開サイズ
出力を確保するには、パネルの面積が広いことが必須条件。
3〜6枚構成の折りたたみ式パネルなら、持ち運びや収納もラクで、展開時にはしっかり太陽光を集めることができます。
また、展開サイズは使う場所(ベランダ/キャンプ場/避難所など)に合うかどうかも要確認です。
● 接続端子(USB-A/Type-Cなど)
出力ポートには、USB-AやType-Cのほか、一部製品ではDC出力も備えています。
対応する端子を確認し、自分のスマホやデバイスに合うものを選びましょう。
また、急速充電規格(QC/PD)対応の製品を選ぶと、よりスピーディーな充電が可能になります。
充電時の注意と工夫
ソーラーパネルは太陽に直接あてる、それが一番の効率よい充電方法だから、そうするとパネルから充電する端末(スマホ イヤホン 懐中電灯 等)はどこに置くべきか! ソーラーパネル自身は充電しているときは、パなる全体がものすごく熱くなります。 従い写真のいくつかの方法で一番良かったのが、車の防熱のシートに端末を入れる! これが結構良かったです。
【写真1】 【写真2】 【写真3】 【写真4】




写真1 スマホも太陽光直下に!
ソーラーパネルと同じ位置に充電したいスマホを置いて充電! これは最悪で絶対にダメです! モバイルバッテリーもだめ!
とにかくリチウム電池が入っている端末は、高温になる場所に絶対に行いでね。
写真2 ソーラーパネルの裏に端末を!
ソーラーパネルの裏側に、ポケットがありパネルを太陽光に向けて、その背後に充電端末を隠せば問題ないよねと、最初簡単に考えていましたが、これだめでした。 ものすごく熱くなります。
写真3 雑誌等ちょっと集めのものの裏に置いてみる!
これ少しマシになるかと思うが、1時間もすれば、パネルと同じような温度に雑誌もなってしまい。 アウトです。
写真4 車のダッシュボード、フロントグラスを熱から守るシートに入れる
この方法で、影を作ってそこにスマホ モバイルバッテリーを置く方法は、うまく機能しました4時間おいておいても、全然熱くなりませんでした。 ちょっとした工夫をする必要がありますね。 防災用 断熱のアルミシートや車で使う断熱のシートなんかをうまく使えば、これが具合が一番良かったです。
試したソーラーパネル①:4枚タイプの実力
準備中! しばらくお待ちください。 先に6Pの情報を取りまとめますね。
H3-1. スペックと価格
1400円ほどで購入しました。
H3-2. 実際の充電テスト(スマホ・イヤホン)
4時間ほど太陽光もとで充電すると、25%程度 スマホ もしくは5000mAh のモバイルバッテリー 回復する
H3-3. 向いている使い方と注意点
価格が安く、ちょっと気長に充電! 1コールでもスマホで発信してお話ができる状況になればOK なら4時間ほど充電すれば、電話かけることはできるようになると思います。 テントや避難先で長時間 動画をみたり、ニュースをみたりするなら、
若干力不足かも
試したソーラーパネル②:6枚タイプの実力
スペックと価格

取説がまずは英語で書いてあるので、ちょっと翻訳してわかりやすくしてみます。
ユーザーマニュアル
本製品を安全にご使用になるために、本マニュアルを良くお読みください。
■ The user ユーザーの方へ (使用方法)
- Put the solar panel battery facing the sun, and the LED indicator of the output box turns red.
ソーラーパネルのバッテリーを太陽に向けてください。出力ボックスのLEDインジケーターが赤く点灯します。
Then the solar panel starts to work.
その後、ソーラーパネルが作動を開始します。
USB outlet output 5.2V DC voltage.
USB出力は 5.2V の直流電圧です。
DC circular outlet output 18V direct charging voltage.
DC丸型出力は 18V の直接充電電圧です。
(when there is a USB output with the built-in restart function)
(USB出力に再起動機能が内蔵されている場合)

2.
この製品は軽量・薄型・携帯可能で、スマートフォン、iPad、ノートパソコン、自動車、蓄電電源などの一連の電気製品を充電するために使用できます。
3.
バッテリーと接続する際は、出力DC電圧18V(無負荷時は20V)のDCワニ口クランプで接続してください。
注意:使用時に正極と負極のワニ口クリップが接触したり接続されたりしないようにしてください。ショートや発熱・発火の原因になります。 筆者コメント これおそらく制御用のコントローラーを付けた場合と思います。
通常は USBで5Vと考えましょう!
※注記:
この製品にコントローラーが装備されている場合、まずバッテリーを接続してからソーラーパネルを接続してください。
そうでないと、コントローラーには何も表示されず、動作しません。
■ 注意事項(Warm tips)
- 使用前に、製品の正極・負極が対応する負荷側の正極・負極と正しく接続されていることを確認してください。
- 専門技術者でない場合は、製品の回路や使用方法を変更しようとしないでください。弊社では、無断で製品を分解したり、回路を変更した場合の責任は負いかねます。
- 本製品は、太陽の下での屋外使用にのみ適しています。最も適した稼働時間は「9:00~16:00」(晴天時が望ましい)です。
■ 安全上の注意(Precautions)
- ソーラーパネルの表面を傷つけないように、鋭利な物を使用しないでください。
- ソーラーエネルギーで充電器を充電する際は、パネルを太陽光が直接当たるように設置してください。最も良い充電効果が得られます。
- 雨天時に非常用として屋外で充電器を使わないでください。ショートの危険があります。
(ソーラーパネルの前面は防水ですが、「USBとDCの接続部には水をかけないように」注意してください)
腐食性のある液体でパネルを拭かないでください。パネル表面をこすったり、極端に曲げたり丸めたりしないでください。
⚠ 最後に:
必ずユーザーマニュアルに従ってご使用ください。
誤った使用によって発生した問題については、当社は一切責任を負いません。
ご理解とご協力をありがとうございます。
実際の充電テスト(晴天・曇天)
6Pまでくると、ごくごく普通に充電ができる感じですね、2-3時間で 40%程度はいけるようです。
ただし、アイホン、モバイルバッテリーを横に置いておくのが難しいので、アルミのシートにいれてできる限り涼しい環境を作って、充電をしました。

使ってわかったメリットとデメリット
メリット:
持ち運びに便利で、晴れの日には十分な充電パワーを発揮してくれて、スマホ、イヤホン等の端末は大丈夫ですね。
5Vの端末はOK
デメリット:
結構要領が大きいパネルも同じですが、曇天や雨の時は、電圧が上がらないので充電は期待できないですね。
曇り空で電圧が上がらなければ、何時間おいておいても充電はしないと思います。
5V以外 タブレット等だと 9V 12V 19V 20V等 もう少し電圧が必要なもの準備がいる
4枚 vs 6枚ソーラーパネルを比較してみた
充電スピードと安定性の違い
ソーラーパネルの枚数は、単純に言えば「発電できる面積の違い」です。4枚パネルよりも6枚パネルの方が受光面積が広く、より多くの太陽光を捉えることができるため、理論上の発電効率も高くなります。
特に以下のような違いが見られます:
項目 | 4枚パネル | 6枚パネル |
---|---|---|
充電スピード | やや遅め(最大電流2.0A前後) | 比較的速い(2.5〜3.0A以上出力可能な製品も) |
安定性 | 日照条件により出力が大きく変動しやすい | 雲の影や傾きの影響を受けにくく、やや安定 |
使い勝手 | 軽量・小型で携帯性重視 | やや大きめだが高出力でタフな使用に強い |
ただし、どちらも「天候の影響を大きく受ける」という点は共通です。特に曇天や夕方など、太陽光の強さが一定でない場合は、出力が大きく上下してしまい、スマホなどの充電が一時停止したり、低速になったりするケースがあります。
また、USB出力が安定するかどうかは、「パネルの枚数」だけでなく、コントローラー(電力制御回路)の品質にも左右されます。しっかりとした昇圧・降圧回路が搭載されていれば、6枚パネルはより安定した給電が可能です。
理論値で行ってもなかなかそこまで、電圧、電流が流れない! できるだけ余裕のあるパネルを購入しよう
少なくとも30W は必要か
💡ポイントまとめ:
ただし、完全な安定充電には太陽光+電力制御のバランスが必要。
ソーラーパネルの枚数が増えると、基本的には充電スピードが向上。
日差しが弱いときの出力差は明確(4枚より6枚が有利)。
携帯性・重量・価格のバランス
6Pは携帯して持ち運びは全然問題ないです、4Pはもっと薄くて軽いので負担も軽いですね。 ただ充電パワーは6Pに比べるとちょっと弱いので。重さは6Pで400g 弱です。 4Pは枚数が少ない分もう少し軽めです。
価格はTemu Aliexpress で見てみると 4P 5V で1500-2000円 6P 5V で 2000-2500円 とかなりお安く、アウトドア、災害時用に一つ常備していてもよいでしょう。
形状としては、アイホン2つ分程度の大きさなので、手軽に持ち運び出来ますね。


写真左 6P 右 4P になります。
おすすめはどっち?
私は6Pをお勧めしますね、4Pの場合は8時間ほど太陽のもとにおいて40%-50%は充電できそうですが(スマホや5000mAhモバイルバッテリー) 一体型と分離型どちらを進めるかというと、それはもう1択ですね、分離型でソーラーパネルのみを購入し、使用してください。
結論:ソーラーモバイルバッテリーは卒業!本当に役立つのはパネル分離型
これはもう断固たる事実ですね、ソーラーモバイルバッテリー2機種を購入して比べましたが、どちらも充電速度が極めて遅く、実用! といった観点からは、ちょっと物足りないですね。
非常用・アウトドア用には分離型が安心
どんな時でも、太陽光があれば何とか充電できる、分離型を購入しておきましょう!
モバイルバッテリーとソーラーの一体型は、バッテリーをやってはいけない、高温にさらし続ける必要があるので、
やはり分離型が安心ですね。
今のところ6P のモバイルがおすすめですが、5Vだけなので、タブレットも、PCも! と考えるともっと
選ぶときのチェックリスト
はじめてソーラーパネルを購入する方にとって、「どれを選べば安心なのか」は分かりにくいですよね。ここでは、後悔しないための基本的なチェックポイントを3つに絞ってご紹介します。
✅ 1. 最低でも10W以上の出力があるか?
ソーラーパネルは出力(W数)が低すぎると、スマホ1台すらまともに充電できないということもあります。
最低限の目安としては**「10W以上」**、できれば20W以上の出力がある製品を選びましょう。
- 10W未満:晴天でもスマホの充電に時間がかかる/ほぼ実用外
- 10〜20W:スマホ1台なら対応可(ただし安定供給には日照が必要)
- 20W以上:タブレットや複数端末も同時に充電できるモデルあり
✅ 2. USB出力ポートがあるか?
使いやすさの観点では、USBポート(特にUSB-AやUSB-C)が標準搭載されているかも重要なチェックポイントです。
近年のモデルでは「直接スマホとケーブル接続して充電可能なUSB出力ポート付き」が一般的ですが、なかには「DC出力しかない」「専用機器でしか使えない」というモデルも存在します。
今回購入してご報告しているソーラーパネルは USB-A は必ずついています。 6Pは TYPE-Cもついてました。
電圧は5Vなので、スマホやワイヤレスイヤホン等の5V 端末が主になります。 NotePC やタブレット その他
9V 12V 19V 20V 等 必要な場合は、それに対応したソーラーパネルを選んでくださいね。
- USB-A:汎用性が高く、あらゆるデバイスに対応
- USB-C:PD(Power Delivery)対応なら高速充電も可能
- 複数ポート:スマホとモバイルバッテリーを同時に充電できて便利
✅ 3. 晴天時に安定して動作するか?
ソーラーパネルは天候に大きく左右されるため、「スペックどおりに動くか」は実は重要なポイントです。
特にチェックしたいのは、晴れた日にきちんと安定して電力を出力できるかどうか。
- 出力が天気に敏感すぎる製品は、すぐに電圧が落ちて充電が止まる
- **MPPT制御(電力の最適化機能)**があると、電圧変動に強く安定しやすい
- 実際のレビューや口コミで「曇りでもそこそこ動いた」といった評価をチェックすると安心
ソーラーパネルのいろいろなレビューを見てみても、曇天で快調に充電可能! といったものを見つけにくい状況でした。
電圧がでなければ、全く充電できないので、曇天は難しいと思っていた方が良いでしょう! できればラッキー程度に考えておく。
💡チェックリストまとめ
チェック項目 | 理由 |
---|---|
✅ 出力10W以上 | 実用レベルの発電が可能になる最低ライン |
✅ USB出力付き | スマホ・バッテリーへの直接充電に必須 |
✅ 晴天時の安定性 | スペック通りに動かない製品もあるため注意が必要 |
これらのポイントを押さえておけば、「買ってから後悔した…」という失敗を防げます。用途(登山/旅行/防災など)によって必要な性能は変わるので、自分の使い方をイメージしながら選んでみてください。
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