【初心者向け】LDACって何?Bluetoothのコーデックとは?音質の違いをやさしく解説!
🔰 LDACって何?超かんたん解説
LDAC(エルダック)とは、ソニーが開発したBluetooth用の高音質コーデックのひとつです。通常のBluetooth通信では音のデータを圧縮して送信しますが、LDACはその圧縮率を抑えることで、より原音に近いクリアな音質を実現します。
特にハイレゾ音源のような高音質ファイルを楽しみたい人にとって、LDACは非常に魅力的な選択肢です。
🔍 そもそもコーデックとは?
“コーデック”とは、「圧縮して送る&元に戻す技術(エンコード・デコード)」のことです。
Bluetoothで音楽を再生するとき、スマホ側は音声データを圧縮してイヤホンに送り、イヤホン側でそれを復元します。そのときに使われるのがコーデックです。
主なBluetoothコーデックには以下の種類があります:
- SBC:すべてのBluetooth機器で対応している標準的なコーデック(音質はそこそこ)
- AAC:iPhoneやiPadに最適化されている(音質はやや高め)
- aptX:Android系で多く使われ、遅延が少ないのが特徴
- LDAC:高音質を実現できる、ソニーが開発した上位コーデック
🎧 LDACのここがすごい3ポイント
- 最大990kbpsのビットレート:他のコーデックの3倍以上の情報量を送れる
- ハイレゾ相当の音質をワイヤレスで実現:CDを超える音質をBluetoothで楽しめる
- Androidスマホとの相性が抜群:多くのAndroid機種がLDACに標準対応
LDACは「Bluetooth=音が悪い」という常識を覆す存在です。
❓ LDAC以外にも高音質なコーデックってあるの?【比較表つき】
LDAC以外にも、以下のような高音質・高機能なコーデックがあります。
コーデック名 | 最大ビットレート | 特徴 |
---|---|---|
aptX HD | 約576kbps | 高音質で安定性も高い/クアルコム開発 |
aptX Adaptive | 279~420kbps(可変) | 音質と遅延のバランスが良い/ゲームや動画向けにも強い |
LHDC | 最大900kbps | 中国系メーカーで採用/ハイレゾ対応 |
LDAC | 最大990kbps | ハイレゾ対応/ソニー製イヤホンとの相性が◎ |
とはいえ、現時点で音質重視ならLDACがトップクラスという評価が一般的です。
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📱 スマホとイヤホンの相性が超重要な理由
LDACの性能を最大限に活かすには、スマホとイヤホンの両方がLDACに対応していることが必要です。
さらに、最近ではBluetoothのバージョンも重要になってきています。2025年現在、Bluetooth 5.2~5.4に対応したスマホ・イヤホンが増えており、これにより接続の安定性・省電力・遅延の改善が進んでいます。
💡 スマホが古かったり、イヤホンがLDAC非対応だったりすると、LDACは自動的に無効になります。
🍏 iPhoneはなぜLDACに非対応?AACとの違いをやさしく解説
iPhone(およびiOS端末)は、LDACには対応していません。
その代わり、Appleは自社製品(iPhone+AirPodsなど)で使うAACコーデックに最適化しており、Apple Musicとの連携などで高音質な再生が可能です。
つまり、Apple製品は「AACで最高の音質を出す」方向に力を入れており、LDACに非対応でも十分に高品質な音楽体験を提供できる設計になっています。
✅ まとめ|LDACを使いたい人が知っておくべき3つのこと
- スマホがLDACに対応しているか確認しよう(例:Xperia、Pixelなど)
- イヤホン側もLDAC対応が必要(特にソニー製と相性◎)
- Bluetoothのバージョンにも注意(5.2以降が望ましい)
🎧 あなたにピッタリのLDAC対応イヤホンを探そう!
LDACの仕組みがわかったら、次はどのイヤホンを選べばいいのかが気になりますよね?
以下の記事では、初心者でも安心して選べるLDAC対応のおすすめワイヤレスイヤホンをランキング形式で紹介しています👇
👉 LDAC対応イヤホンおすすめ5選|2025年最新モデル徹底比較
これでBluetoothオーディオの基礎がしっかりわかりましたね。耳スタでは今後も初心者にやさしい音響・ガジェット解説を続けていきます!